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プログレッシヴ・アンダーグラウンド・メタルのめくるめく世界【レビュー・試聴音源集】(もくじ:解説部分更新中)

【はじめに】

 
この稿では、いわゆる「ヘヴィ・メタルの様式美」から大きく外れた、高度で個性的なメタルについて紹介しています。
(各バンドについて詳述すると長くなるので、それは別の記事に分けます。)
 
ヘヴィ・メタル」というと、80年代初期に音楽メディアなどによって付けられた印象の名残から「ワンパターンで変化のない音楽」というイメージがありますが、実際は全くそんなことはありません。
ある種の硬く肉厚な音作り(特にギターやドラムスの質感)さえ備えていれば、どんな音楽性であっても「メタル」扱いされるものになり得ます。実際、「メタル」シーンで語られる音楽の中には、ハードコアパンク寄りの躍動感を持つ(体を突き動かす)ものから、アンビエントに流れていく瞑想向きの(フィジカルには殆ど作用しないがメンタルに効く)ものまで、ありとあらゆるスタイルのものが存在します。
そういう意味で、「メタル」シーン(特に'90年付近)の音楽的広がりは、「ロック」シーン全体の最盛期としてよく語られるプログレ('70年代)やオルタナ('80年代)のシーンにも匹敵します。技術と個性を高度に両立したバンドが数多く存在し、音楽史上においても屈指といえる傑作が量産されているのです。
 
また、特に「テクニカル・スラッシュメタル」「プログレッシヴ・デスメタル」と呼ばれるシーンは、ある意味「音楽的に成功したフュージョン」と言えるものでもあります。
 
70年代以前のいわゆる「モダン・ジャズ」のシーンで(Miles DavisJohn Coltraneなどによって)道筋のつけられた音楽理論は、それ以後のいわゆる「フュージョン」シーンにおいて、より高度で複雑なものに発展させられました。しかし、それを使う人の多くは、「複雑だが教科書的な」「“自分の頭で考えない”」ワンパターンな音楽しか生み出せず、音楽的必然性の伴わない衒学をこねくりまわすような傾向に陥ってしまいました。「フュージョン」が「凄いけど魂がない」「お洒落だけどつまらない」と言われがちなのは、そういうところに大きな理由があるのではないかと思われます。
 
そうした「フュージョン」のシーンが一通り発展し硬化した(限られたパターンの「様式美」を使い回す傾向に縛られるようになった)後に、全く別のところから現れたのが、先に述べたような「テクニカルスラッシュ」「プログレデス」の流れです。フュージョンプログレにおいて得られた音楽的収穫を、優れたアイデアをもって個性的に使いこなしているバンドが多く、ある意味、そうしたシーンの“正常進化”形とさえ言えるのです。
 
例えば、Ron Jarzombek(WATCHTOWERほか)は、John ColtraneMichael Breckerなどによって掘り下げられた複雑なコードワークを独創的なものに仕上げ、“教科書的なつまらなさ”のない個性的な音楽を生み続けています。
また、CYNICやMESHUGGAHのようなバンドは、Allan Holdsworthが殆ど独力で編み出した無調的な音遣い感覚を独自に発展させ、後進に大きな影響を与えるだけでなく、同じ方向性で超えることが不可能と思えるくらい傑出した作品を生み出しました。
このシーンにはそういう偉業を成し遂げたバンドが数多く存在し、「1バンド1ジャンル」といえる様相を呈しています。音楽的興味深さと表現力の豊かさをハイレベルで両立しているという点では、モダンジャズやブラジル音楽の全盛期にも劣りません。掘る価値の高い、金脈と言えるシーンなのです。
 
この稿では、「メタル」というジャンルの外からも中からも注目されづらいそうした優れたバンドについて、歴史的な流れを踏まえつつ網羅しようと試みています。
 
(全てのバンドについて参考音源(youtubeリンク)をつけています。細かいレビューなどは別記事で。)
 
 
《2017.5.5》
 
文量が膨大になったので、各詳説を分割したブログを新設しました。
 
 
 
 
【入門篇:この10枚】
 
(聴きやすさ・入手しやすさを鑑みて選びました。各シーンにおける「定番」に関しては、後の項をご参照ください。)
 
 
CYNIC『Focus』
(フル音源:本編は36分ほど)
 
OPETH『Ghost Reveries』
(フル音源)
 
IHSAHN『After』
(フル音源)
 
DIABLO SWING ORCHESTRA『Sing along Songs』
(フル音源プレイリスト)
 
MESHUGGAH『Destroy Erase Improve
(フル音源)
 
WALTARI『Blood Sample』
(フル音源プレイリスト)
 
ANIMALS AS LEADERS『Animals As Leaders』
(フル音源)
 
SOLEFALD『Norron Livskunst』
(フル音源プレイリスト)
 
GORGUTS『Colored Sands』
(フル音源)
 
WATCHTOWER『Control And Resistance』
 
 
 
《もくじ》
 
(解説を書いたバンドの名前は太字にしています。)
 
【直接的なルーツ】
 
CHICK COREA ELEKTRIC BAND
WEATHER REPORT
RUSH
YES
 
【参考:ハードコアパンクシーンの流れ】
 
BAD BRAINS
DISCHARGE
THE STALIN
DIE KREUZEN
AMEBIX
S.O.D.
LUDICHRIST
SPAZZTIC BLURR
ANGEL HAIR
HIS HERO IS GONE
DISCORDANCE AXIS
CONVERGE
 
【プレ・テクニカル・スラッシュメタル
 
MERCYFUL FATE
POSSESSED
AGENT STEEL
VOIVOD
 
【テクニカル・スラッシュメタル
 
Ron Jarzombek関連(WATCHTOWERSPASTIC INK〜solo〜BLOTTED SCIENCE
CORONER
BLIND ILLUSION
PSYCHOTIC WALTZ
TOXIK
HOLY TERROR
REALM
DYOXEN
PARIAH
DEATHROW
MEKONG DELTA
ANACRUSIS
SACRIFICE
OVERTHROW
THOUGHT INDUSTRY
DECISION D
NEVERMORE
VEKTOR
 
【初期デスメタル
 
DEATH
MORBID ANGEL
CARCASS
PESTILENCE
NOCTURNUS
XYSMA
CARBONIZED
diSEMBOWELMENT
SEPTICFLESH
PAN.THY.MONIUM
DEMILICH
CRYPTOPSY
 
プログレッシヴ・デスメタル
 
ATHEIST
CYNIC
MESHUGGAH
OBLIVEON
DISHARMONIC ORCHESTRA
GORGUTS
SADIST
EXTOLLENGSELMANTRIC
MARTYR
CAPHARNAUM
GOJIRA
DECAPITATED
AKERCOKE
ANTEDILUVIAN
 
 
Ihsahn関連(THOU SALT SUFFEREMPERORPECCATUMIHSAHN
SIGH
ULVER
ARCTURUS
VED BUENS ENDE…
VIRUS
DØDHEIMSGARD(DHG)
FLEURETY
SOLEFALD
FURZE
LUGUBRUM
ORANSSI PAZUZU
PESTE NOIRE
EPHEL DUATH
THOU
 
【ゴシック〜ドゥーム〜アヴァンギャルド寄り】
 
Thomas Gabriel (Warrior/Fischer)関連(HELLHAMMERCELTIC FROSTAPOLLYON SUNTRIPTYKON
CATHEDRAL
CONFESSOR
UNHOLY
THE 3RD & THE MORTAL
MISANTHROPE
MAUDLIN OF THE WELL
ATROX
RAM-ZET
UNEXPECT
AARNI〜UMBRA NIHIL
DIABLO SWING ORCHESTRA
ORPHANED LAND
 
【比較的メジャーなバンド・個人】
 
Devin Townsend
WALTARI
 
【ハードフュージョン・djent以降】
 
GORDIAN KNOT
SPIRAL ARCHITECT
COPROFAGO
TEXTURES
EXIVIOUS
ANIMALS AS LEADERS
PERIPHERY
Tigran Hamasyan
 
 
それでは、音源の紹介に入ります。
(ここから先は工事中です。埋め込みリンクへの差し替えと一言コメントの追加は
順次行います。)
 
この記事では解説部分のうちの導入部のみを載せています。その後の部分に関しては、別にまとめた詳説記事(各項のはじめにリンクあり)をご参照下さい。
(詳説を書くにあたっての参考資料集:http://closedeyevisuals.hatenablog.com/entry/2015/09/07/202231:英語記事の抄訳など)
 
 
【ルーツ(直接的なもの)】
 
 
詳説はこちら:
 
 
Allan Holdsworth(イギリス)
 
(『i.o.u.』フル音源)'82
 
 
CHICK COREA ELEKTRIC BAND(アメリカ)
 
(1st『The Chick Corea Elektric Band』フル音源プレイリスト)'86
 
 
THE BRECKER BROTHERS(アメリカ)
 
(『Heavy Metal Be-Bop』フル音源プレイリスト)'78
 
 
WEATHER REPORT(アメリカ)
 
(『Heavy Weather』フル音源)'77
 
 
RUSH(カナダ)
 
(8th『Permanent Waves』フル音源)'80
 
(9th『Moving Pictures』フル音源プレイリスト)'81
 
あらゆるジャンルにおいてカナダを代表するバンドのひとつであり、いわゆるプログレ・ハード(プログレ寄りハードロック)の代表格とされるバンドでもあります。複雑なアイデアをすっきり聴かせてしまう作編曲と卓越した演奏力、そして味わい深い歌詞。商業的成果と音楽的影響力を高いレベルで両立した、極めて稀な存在です。
 
 
KING CRIMSON(イギリス)
 
(『Starless And Bibleblack』から「Lament」)'74
 
(『Starless And Bibleblack』から「Fracture」)'74
 
いわゆる「プログレッシヴ・ロック」を代表する名バンド。'69年に発表された1stアルバム『In The Court of The Crimson King』はロック史全体を代表する大傑作です。英国流に希釈受容されたブルース感覚を下味に、雑多な要素(クラシック音楽、欧州フォーク・トラッド、ジャズからやや離れたフリー音楽など)を高度に統合。それまでのロックには稀だった(インプロの垂れ流しではなくしっかり構築された)長尺の構成と、曖昧ながら強い訴求力を持つモーダルな音遣い感覚により、多くの音楽家に絶大な影響を与えました。
 
 
YES(イギリス)
 
(『Close to The Edge』フル音源)'72
 
 
 
【参考:ハードコアパンクシーン】
 
 
詳説はこちら:
 
テクニカルスラッシュ〜プログレデスに関係する流れ(クロスオーバー〜カオティックハードコア周辺)についてのみ触れています。
(DISCHARGE〜クラスト〜欧州ハードコアも重要ですが、本稿で扱うシーンとは関係が薄いので、ここでは最低限しか触れていません。)
 
 
BLACK FLAG(アメリカ)
 
(1st『Damaged』フル音源)'81
 
(2nd『My War』フル音源)'83
 
 
BAD BRAINS(アメリカ)
 
(1st『Bad Brains』フル音源)'82
 
 
DISCHARGE(イギリス)
 
(EP『Why』フル音源:本編は14分半)'81
 
(1st『Hear Nothing, See Nothing, Say Nothing』フル音源:本編は27分ほど)'82
 
欧州ハードコアシーンの流れを決定的付けた最強のハードコア・パンクバンドであり、ハードロックやヘヴィメタルから大きな影響を受けた上でそれを素晴らしいオリジナルに昇華してしまったバンドでもあります。独特のリズム〜グルーヴスタイルは「D-Beat」と呼ばれ、それに様式美的にこだわるバンドを現在も量産し続けています。(というかそれがハードコアの世界における一つの主流です。)作品のアートワーク(白黒のモノトーン写真など)なども含め、後続への影響は絶大です。
 
 
THE STALIN(日本)
 
(1st『Trash』フル音源)'81
 
(2nd『Stop Jap』フル音源)'82
 
(3rd『虫』フル音源)'83
 
(4th『Fish Inn』の1曲目「廃魚」)'84
 
日本を代表するパンク・バンドのひとつ。遠藤ミチロウの個性的なボーカル&パフォーマンス、そして卓越した音楽性により、同時代以降の人々(ミュージシャンに限らない)に絶大な影響を与えました。ハードコアパンク創成期を代表するバンドのひとつでもあり、残した作品は、シーンが立ち上がる時期ならではの“定型に縛られない”音楽的広がりを持ったものばかりです。単に歴史的に重要というだけでなく、作品そのものの絶対的なクオリティという点でも、稀有の高みにあるバンドです。
 
 
G.I.S.M.(日本)
 
(1st『DETESTation』フル音源)'83
 
(3rd『SoniCRIME TheRapy』フル音源)'02
(リンク先の'95という表記は誤りです)
 
日本が世界に誇る最強のハードコアバンド。優れた音楽性と存在感により、世界中のバンドに絶大な影響を与えています。
(他ジャンルのファンはピンと来ないかもしれませんが、ハードコアの世界においては、日本はアメリカやイギリスに並ぶ音楽大国です。)
 
 
DIE KREUZEN(アメリカ)
 
(1st『Die Kreuzen』フル音源)'84
 
 
AMEBIX(イギリス)
 
(1st『Arise!』フル音源)'85
 
 
NOMEANSNO(カナダ)
 
(『Wrong』フル音源)'89
 
 
S.O.D.(アメリカ)
 
(1st『Speak English Or Die』フル音源)
 
 
LUDICHRIST(アメリカ)
 
(1st『Immaculate Deception』フル音源)'86
 
 
SPAZZTIC BLURR(アメリカ)
 
(『Before … And After』フル音源)'88
 
 
ANGEL HAIR(アメリカ)
 
ディスコグラフィ盤『Pregnant with The Senior Class』から)'97
 
 
HIS HERO IS GONE(アメリカ)
 
(2nd『Monuments to Thieves』フル音源)'97
 
 
THE DILLINGER ESCAPE PLAN(アメリカ)
 
(1st『Calculating Infinity』フル音源)'99
 
 
DISCORDANCE AXIS(アメリカ)
 
(3rd『The Inalianable Dreamless』フル音源)'00
 
 
CONVERGE(アメリカ)
 
(『Jane Doe』フル音源)'01
 
 
 
【プレ・テクニカル・スラッシュメタル
 
 
詳説はこちら:
 
 
MERCYFUL FATEデンマーク
 
(2nd『Don't Break The Oath』フル音源)'84
 
ヨーロッパの暗黒ヘヴィ・メタルを代表する偉大なバンド。King Diamondの独特すぎるボーカルとメイクばかりが取り上げられがちですが、作編曲も演奏のセンスも抜群で、後のテクニカルなメタルバンドの多くに絶大な影響を及ぼしています。同郷出身のLars Ulrichが率いるMETALLICAは11分にわたるカバー・メドレーを作りましたし(『Garage Inc.』収録)、MEGADETHのDave Mustainも「リフ作りのセンスに大きな影響を受けた」と言っています。ATHEISTやCORONERのような最高レベルのテクニカル・スラッシュメタルバンドも影響源の筆頭に挙げていますし(再発盤のライナーノートなどで言及)、メタルシーンの外をみても、クラストコア〜欧州ハードコアの流れに決定的な影響を及ぼしたAMEBIXなどは、MERCYFUL FATEから大きな影響を受けたことを告白しています。以上のようなバンドを通しての間接的影響はアンダーグラウンド・ロック・シーン全域に行き渡るもので、その広さ深さは計り知れません。
 
 
METALLICA(アメリカ)
 
(3rd『Master of Puppets』フル音源)'86
 
スラッシュメタルの尖った音進行と交響曲的な構成力の融合。この3rdアルバムでは、楽理を学んだCliff Burton(ベース)が編曲に貢献し、高度なオーケストレーションと荒削りな勢いを見事に両立しています。メタルシーン屈指の名盤であり、現代クラシックやヒップホップなど、他ジャンルにも愛好家の存在する大傑作です。
 
 
MEGADETH(アメリカ)
 
(1st『Killing Is My Business』フル音源)'85
 
初期のMETALLICAからクビになったDave Mustainが結成したバンド。この1stは、「テクニカル・スラッシュメタル」と言われるバンド群の出現時期よりも数年早く発表された作品ですが、実質的に殆ど「テクニカルスラッシュ」そのもの、というかその理想形を示すアルバムになっています。ロックンロール的なブルース感覚をベースに少しジャズ的な捻りを加えた作編曲が見事で、その上演奏も超強力。卓越した技術を完全に“道具”として扱い、初期衝動が爆裂するさまを描ききっています。
 
 
POSSESSED(アメリカ)
 
(1st『Seven Churches』フル音源)'85
 
後のデスメタルに甚大な影響を及ぼした名バンド。この1stの最後にはそのものズバリの「Death Metal」という曲が収められていますし(当時は特に過激なスラッシュメタルデスメタルと呼んだらしく、そこら辺の事情が先にあってこの名がつけられたのかもしれません)、そうした話題性はもちろん、音楽的にも後続にそのまま受け継がれている部分がたくさんあります。
 
 
AGENT STEEL(アメリカ)
 
(1st『Skeptics Apocalypse』フル音源)'85
 
スピード・メタルの先駆けとされるバンドです。
(スピード・メタルとは、「速さを重視したメタル」でなく「NWOBHM寄りのオーソドックスなメタルを速くしたもの」であり、スラッシュメタルに似てはいますが、成り立ちは微妙に異なります。)
メンバーは名人揃いで、後にHOLY TERRORを結成するKurt Kilfeltや、EVIL DEADを結成するJuan Garcia、多くの優れたバンドを渡り歩き自身もDISINCARNATEを結成したJames Murphyなど、シーンを代表するテクニカルなプレイヤーが多数在籍しています。加えて特徴的なのがボーカルのJohn Cyriisで、強力なハイトーン(ヘッドヴォイスメインの、中〜高帯域が目立つ発声)スタイルは同系統のバンドに絶大な影響を与えています。TOXIKやREALMといったシーン屈指のバンドも、このスピード・メタルの流れに位置付けられます。
 
 
VOIVOD(カナダ)
 
(1st『War And Pain』フル音源)'84
 
(3rd『Killing Technology』フル音源)'86
 
(13th『Target Earth』フル音源)'13
 
スラッシュメタルシーンに所属したバンドの中でも特に「プログレッシヴ」と言われるバンド。ギタリストPiggy(Denis D'Amour:2005年没)の天才的な音遣いセンスを駆使した大曲と、個性派揃いの素晴らしいアンサンブルにより、一部のスラッシュメタル〜ハードコアバンドに絶大な影響を与えました。
 
 
 
【テクニカル・スラッシュメタル
 
 
詳説はこちら:
 
ここでいう「テクニカル」は「プログレッシヴ」とほぼ同義です。演奏はもちろん、作編曲においても、優れた技術を(ひけらかし感なく)必要十分に使いこなせているものだけを挙げています。
 
 
Ron Jarzombek関連(アメリカ)
WATCHTOWERSPASTIC INK〜solo〜BLOTTED SCIENCE
 
(WATCHTOWER『Control & Resistance』フル音源)'89
 
あらゆるジャンルにおいて屈指の奇才を誇る超絶ギタリスト。常軌を逸した技術を“音楽的に”聴かせる作品群を発表し、ヘヴィ・メタル・シーンにおける演奏表現の概念を変えました。(一般的なメタルには影響を及ぼしていませんが、テクニカルなメタルにおける技術水準を大きく引き上げることに貢献しています。)「伝統的なメタルを殆ど通過していないメタルミュージシャン」の先駆けでもあり、そういう意味では(ノルウェー・シーン以降のブラックメタルなどと共に)90年代以前・以降における「メタルという言葉の意味の変化」を導いたキーパーソンの一人でもあります。
 
 
CORONER(スイス)
 
(3rd『No More Color』フル音源)'89
 
(5th『Grin』フル音源)'93
 
スイスが誇る世界最高のトリオ。著しく優れた演奏表現力と高度な音楽性を両立し、数々の個性的な傑作を残しました。“後期”の作品は発表当時あまり評価されず、歴史に埋もれる形になっていますが、このジャンルから生まれたあらゆる作品の中でもトップクラスに位置する深みを持っています。今こそ再評価されなければならないバンドです。
 
 
BLIND ILLUSION(アメリカ)
 
(1st『The Sane Asylum』フル音源)'88
 
ヘヴィ・メタルの歴史が生み出した究極の珍味。ATHEISTと並ぶNWOBHM型メタルの最高進化形であり、“アメリカ人による欧州音楽の再解釈”という点でも興味深いバンドです。バカテクトリオとして名を馳せるPRIMUSのメンバーが2人も在籍していたことから「PRIMUSの前身バンド」とみなされることが多いようですが、実質的にはMark Biedermann(ギター・ボーカル・ベース)のソロプロジェクト。Markの奇妙なセンスと卓越した演奏表現力が全面的に活かされ、替えのきかない不思議な個性を生み出しています。
 
 
PSYCHOTIC WALTZ(アメリカ)
 
(2nd『Into The Everflow』フル音源)'90
 
'86年に結成('85年より活動していたASLANから改名)し、'97年に一度解散。その後'10年に再結成し、現在も活動を継続しているようです。
シーン的には「テクニカル・スラッシュメタル」ではなく「プログレッシヴ・メタル」の創成期に属するバンドなのですが(QUEENSRYCHE(前身は'81結成)やFATES WARNING(前身は'82結成)などの方が近い)、
演奏スタイルや本稿の構成の問題から、ここに区分しています。
DREAM THEATERと共演したことなどで知られているほかは殆ど無名のバンド。しかし、そうしたことが信じられないくらい素晴らしい作品を残しています。アメリカの地下シーンが生み出した音楽としては、あらゆるジャンルにおいて最も素晴らしいもののうちの一つです。
 
 
TOXIK(アメリカ)
 
(1st『World Circus』フル音源)'87
 
(2nd『Think This』フル音源)'89
 
'84年結成(TOKYOから改名)、'92年に一度解散。スタイル的にはスピード・メタルの一種と言えますが、著しく高度な技術と音楽性は比すべきものがありません。本稿で扱うバンドの中では最高レベルの実力者で、極めて優れた作品を残しながら十分な知名度を得られていない不遇のバンドでもあります。
 
 
HOLY TERROR(アメリカ)
 
(2nd『Mind Wars』フル音源)'88
 
元AGENT STEELのギタリストKurt Kilfeltが結成した超絶テクニカル・スピード・メタルバンドです。AGENT STEELの名曲「Back to Reign」を倍速で滑らかにこなしてしまう「Debt of Pain」(歌詞も異なる)など、演奏力は凄いの一言ですが、そこに“ひけらかし”感は一切ありません。音進行は実に個性的で、NWOBHMの音遣い(というかパワーコード(Ⅰ・Ⅴの2和音)感覚)をベースに自然な“アウト”フレーズを聴かせるリードギターなど、他では聴けない極上の珍味に満ちています。
 
 
DBC(カナダ)
 
(1st『Dead Brain Cells』フル音源:3分ほど短い模様)'87年発表
 
(2nd『Universe』フル音源)'89
 
'85年結成(FINAL CHAPTERから'86年にDEAD BRAIN CELLSに名義変更)。ハードコアパンク影響下のスラッシュメタルとして最も優れたバンドの一つです。本活動中は十分な認知を得ることができませんでしたが、これまでに発表した2枚のフルアルバムはともに最高級の作品で、聴き込み酔いしれる価値の高い逸品です。本稿で扱う全てのものの中でも出色の傑作なので、ここで知った方にはぜひ聴いてみていただきたいです。
 
 
DOOM(日本)
 
(1st『No More Pain』フル音源プレイリスト)'87
 
(EP『Killing Field』フル音源)'88
 
(2nd『Complicated Mind』1曲目)'88
 
(3rd『Incompetent…』1曲目)'89
 
(4th『Human Noise』フル音源プレイリスト)'91
 
(QUARTERGATE『Quartergate』フル音源)'92
 
(5th『Illegal Soul』フル音源プレイリスト)'92
 
日本のアンダーグラウンド・ヘヴィ・ロック・シーンを代表する実力者。70〜80年代の膨大な音楽要素を闇鍋状に掛け合わせた独特のスタイルと、著しく高度で個性的な演奏表現力により、同時代以降の日本のミュージシャンに大きな衝撃を与えました。所属したシーンや音楽的な特徴もあって“スラッシュメタル”の枠で語られることが多いですが、そうしたジャンルからの影響は実は少なく、「共通するルーツから新たなものを構築した結果たまたま似てしまった」ということのようです。スラッシュメタルの「技術と勢いの両方を大事にする気風」に倣いながら、既存の何かのコピーに終始せず、独自の個性的なものを生み出してしまう。そういった意味では【テクニカル・スラッシュメタル】の名バンドにも引けを取らない実力者。広く再評価されるべき存在です。
 
 
REALM(アメリカ)
 
(1st『Endless War』フル音源)'88
 
'85年結成、'92年解散。TOXIKとほぼ同期のバンドで(上のJosh Christianインタビューでも言及されています)、スピードメタル〜テクニカルスラッシュメタルを代表する強豪の一つです。'80年代の(NWOBHMというより正統派寄りの)メタルに'70年代のプログレッシヴ・ロックなどの要素(KING CRIMSON「One More Red Nightmare」のカバー音源あり)を加えたスタイルで強力な作品を残しました。
 
 
DYOXEN(カナダ)
 
(『First Among Equals』フル音源)'89
 
カナダの超絶テクニカル・スラッシュメタルバンド。このジャンルの歴史においても屈指の凄い作品を残しましたが、スラッシュメタルのシーンが廃れデスメタルがトレンドになる時期('87年頃)にぶつかってしまったこともあってか、十分な認知を得られず解散してしまいました。
解散は'90年とも'92年とも言われます。)
 
 
PARIAH(イギリス)
 
(2nd『Blaze of Obscurity』フル音源)'89
 
 
DEATHROW(ドイツ)
 
(3rd『Deception Ignored』)'88
 
 
MEKONG DELTA(ドイツ)
 
(3rd『The Principle of Doubt』フル音源)'89
 
 
SIEGES EVEN(ドイツ)
 
(3rd『A Sense of Change』フル音源)'91
 
 
ANACRUSIS(アメリカ)
 
(4th『Screams And Whispers』フル音源)'93
 
 
SACRIFICE(カナダ)
 
(4th『Apocalypse Inside』フル音源)'93
 
 
DBC(カナダ)
 
(2nd『Universe』フル音源)'89
 
 
OVERTHROW(カナダ)
 
(『Within Suffering』フル音源)'90
 
カナダのテクニカル・スラッシュメタルバンド。同郷の名バンドと比べると知名度は低いですが、独自の路線のもと、そうしたバンドに勝るとも劣らない傑作を残しました。
 
 
THOUGHT INDUSTRY(アメリカ)
 
(1st『Songs for Insects』フル音源プレイリスト)'92
 
(2nd『Mods Carve The Pig』フル音源プレイリスト)'93
 
 
DECISION D(オランダ)
 
(1st『Razon De La Muerte』フル音源)'92
 
'86年結成、'95年に一度解散。「欧州を代表するクリスチャン・メタル・バンド」と言われたこともあるようですが、ネット上には殆ど情報がなく、その真偽を調べることは困難。殆ど無名のバンドですが、本稿で扱うものの中でも屈指の傑作を残した実力者集団です。
 
 
NEVERMORE(アメリカ)
 
(6th『This Godless Endeavor』フル音源)'05
 
 
VEKTOR(アメリカ)
 
(2nd『Outer Isolation』フル音源)'11
 
 
 
【初期デスメタル
 
 
詳説はこちら:
 
 
DEATH(アメリカ)
 
(4th『Human』フル音源プレイリスト)'91
 
(5th『Individual Thought Patterns』フル音源プレイリスト)'93
 
(6th『Symbolic』フル音源プレイリスト)'95
 
デスメタルというジャンルの草分けにして「テクニカル(プログレッシヴ)・デスメタル」の立役者。天才Chuck Shuldiner(2001年没)の実質ワンマンプロジェクトで、数多くの名プレイヤーを世に知らしめる広告塔の役目も果たしました。達人を集め育成する“梁山泊”の主催者であり、その意味ではMiles DavisFrank Zappaなどに通じるものがあります。
 
 
MORBID ANGEL(アメリカ)
 
(1st『Alters of Madness』フル音源)'89
 
(5th『Formulas Fatal to The Flesh』フル音源)'98
 
 
CARCASS(イギリス)
 
(2nd『Symphonies of Sickness』フル音源)'89
 
(3rd『Necroticism - Descanting The Insalubrious』フル音源)'91
 
(4th『Heartwork』フル音源)'93
 
初期デスメタルを代表する名バンド。作編曲と演奏の両方で卓越した個性を発揮し、多くのバンドに絶大な影響を与えました。発表した作品の多くは歴史的名盤で、そこから幾つものジャンルが生まれています。'90年代以降のアンダーグラウンド・ロックシーンをみるにあたって最も重要なバンドの一つです。
 
 
PESTILENCE(オランダ)
 
(2nd『Consuming Impulse』フル音源)'89
 
(5th『Resurrection Macabre』フル音源)'09
 
(6th『Doctrine』フル音源)'11
 
初期デスメタルを代表する実力者にして、「プログレッシヴ・デスメタル」のオリジネイターの一つでもある名バンド。ジャズ〜フュージョン方面の高度な音遣い&演奏技術を巧みに取り込んだ音楽性により、後の「プログレデス」「テクニカルデスメタルバンドの多くに大きな影響を与えました。現役「プログレデス」バンドの中では最も興味深い音楽性をもつものの一つです。
 
 
NOCTURNUS(アメリカ)
 
(1st『The Key』フル音源)'90
 
 
XYSMAフィンランド
 
(1st『Yeah』フル音源)'91
 
(2nd『First & Magical』フル音源)'93
 
(5th『Girl on The Beach』フル音源プレイリスト)'98
 
'88年結成。フィンランドで最初にグラインドコアを演奏したと言われるバンドです。個性的な音楽性で当地のシーンを先導しただけでなく、スウェーデンストックホルム)のバンドと親交を結ぶことにより、両国の地下シーン間の交流を取り持つ役目を果たしました。(ENTOMBEDなどと仲が良かったようです。)
 
 
CARBONIZEDスウェーデン
 
(1st『For The Security』フル音源)'91
 
(2nd『Disharmonization』フル音源)'93
 
(3rd『Screaming Machines』フル音源)'96
 
'88年結成。スウェーデンのシーンを代表する「プログレッシヴ」「アヴァンギャルド」なバンドで、グラインドコア寄りデスメタルにKING CRIMSON〜VOIVOD的な要素を加えて独自のスタイルを生み出すことに成功しました。残した3枚のアルバムはどれも非常に個性的で、このジャンル全体をみても屈指の傑作と言えるものばかりです。
 
 
diSEMBOWELMENT(オーストラリア)
 
(『Transcendence into The Peripheral』フル音源)'93
 
'89年結成、'93年解散。フューネラル・ドゥームと言われるスタイルを最も早く確立したと言われるバンドで、個性的で奥深い音楽性により後続に絶大な影響を与えました。唯一のフルアルバムは「デスメタル」の枠に留まらない大傑作で、90年代に生まれた音楽としてはあらゆるジャンルにおいても屈指の達成と言えます。本稿で扱う作品の中でも最高レベルの傑作。ゴシカルな雰囲気に抵抗のない方はぜひ聴いてみてほしい一枚です。
 
 
SEPTICFLESHギリシャ
 
(2nd『Esoptron』フル音源)'95
 
(3rd『Ophidian Wheel』フル音源)'97
 
(7th『Communion』フル音源)'08
 
(8th『The Great Mass』フル音源)'11
 
'90年結成。いわゆる「シンフォニック・デスメタル」「ゴシックデス」の代表格とされますが、そう呼ばれるものの中では突き抜けて高度な音楽性を持ったバンドです。80〜90年代エクストリーム・メタルの豊かな音楽的語彙が、正規の音楽教育によって培われたオーケストラ・アレンジの技法により個性的に強化される。作編曲能力も演奏表現力も圧倒的で、全ての面において極めて充実した音楽を聴かせてくれます。現在のメタルシーンにおいて最も優れたバンドのひとつです。
 
 
 PAN.THY.MONIUMスウェーデン
 
(EP『Dream Ⅱ』フル音源)'91
 
(1st『Dawn of Dreams』フル音源)'92
 
(2nd『Khaooos』フル音源)'93
 
(3rd『Khaooohs & Kon-Fus-Ion』フル音源)'96
 
'90年結成、'96年解散。当時のスウェーデンにおいて最も特異な音楽性を持ったバンドの一つで、初期デスメタルシーン特有の“なんでもありの混沌とした豊かさ”を最高度に体現する作品を残しました。長尺の不可思議な展開をすっきり聴かせる作編曲とダイナミックな演奏表現力はともに圧倒的で、変なものが好きな方には即座にアピールしうる魅力があります。無名なのが勿体ない実力者集団です。
 
 
DEMILICHフィンランド
 
(『Nespithe』フル音源:39分あたりまで)'93
 
フィンランドの初期デスメタルを代表するカルトな強者。一般には殆ど知られていませんが、このジャンル全体を見ても屈指と言える素晴らしい作品を残しました。巡り合わせの悪さのために正当な評価を得られなかったバンドの典型であり、場合によってはシーンのオリジネイターにもなり得た不運の実力者でもあります。再評価が待たれる優れたバンドです。
 
 
CRYPTOPSY(カナダ)
 
(2nd『None So Vile』フル音源)'96
 
(4th『And Then You'll Beg』フル音源)'00
 
いわゆる「テクニカルデスメタル」「ブルータルデスメタル」を代表するバンド。そうした路線の先駆けとされるSUFFOCATIONなどを参考にしつつ、複雑な構成を超高速で演奏するスタイルを推し進め、多くのミュージシャンに大きな影響を与えました。この【初期デスメタル】の項で扱うものの中では現在の主流に最も近いバンドで、そうした意味でも、シーンの傾向が変化していくさまを体現していた存在と言えます。
 
 
 
【いわゆるプログレデス】
 
 
詳説はこちら:
 
(一般的なデスメタルのスタイルでは括れないものばかり)
 
 
ATHEIST(アメリカ)
 
(1st『Piece of Time』フル音源)'89
 
(2nd『Unquestionable Presence』フル音源)'91
 
(3rd『Elements』フル音源)'93
 
(4th『Jupiter』フル音源)'10
 
伝統的なヘヴィ・メタルのシーンが生み出した究極の音楽的成果。「プログレッシヴ・デスメタル」創成期を代表する名バンドであり、NWOBHM系メタルの最高進化形のひとつです。80年代メタルの旨みを色濃く残す数少ないテクニカル・メタル・バンドで、名声の大きさの割に、その持ち味を直接受け継いだものは殆ど存在しません。その意味では、BLIND ILLUSIONなどと並ぶ“時代のミッシング・リンク”と言えるバンドなのです。
 
 
CYNIC(アメリカ)
 
(1st『Focus』フル音源:本編は36分ほど)'93
 
(2nd『Traced in Air』フル音源)'08
 
(3rd『Kindly Bent to Free Us』フル音源)'14
 
 
MESHUGGAH(スウェーデン
 
(EP『None』フル音源(5曲)+ライヴ音源プレイリスト)'94
 
(2nd『Destroy Erace Improve』フル音源)'95
 
(Fredrik Thordendal『Sol Niger Within』フル音源:本編は約43分)'97
 
(4th『Nothing』フル音源プレイリスト)'02('06 remix/remaster)
 
(7th『Koloss』フル音源プレイリスト)'12
 
 
OBLIVEON(カナダ)
 
(1st『From This Day Forward』フル音源)'90
 
(2nd『Nemesis』フル音源)'93
 
(3rd『Cybervoid』から1曲目)'96
 
(4th『Carnivore Mothermouth』から6曲目)'97
 
'87年結成、'02年に一度解散。優れたバンドの多すぎるカナダのシーンにおいても屈指の実力者で、個性的な音楽の魅力はVOIVODやMARTYR、GORGUTSにも劣りません。レコード会社から十分なサポートを得られずに苦しみ続けたバンドで、「テクニカルスラッシュ」「プログレデス」の中でも最上級に位置すべき作品を残したのにもかかわらず、現在に至るまで無名であり続けています。こうした系統の音楽性が広く認知されるようになった今でこそ、再評価されなければならないバンドだと思います。
 
 
DISHARMONIC ORCHESTRA(オーストリア
 
(1st『Expositionsprophylaxe』フル音源プレイリスト)'90
 
(2nd『Not to Be Undimensional Conscious』フル音源プレイリスト)'92
 
(3rd『Pleasuredome』フル音源)'94
 
 
GORGUTS(カナダ)
 
(3rd『Obscura』フル音源)'98
 
(5th『Colored Sands』フル音源)'13
 
カナダを代表する最強のデスメタルバンド。いわゆる「テクニカルデスメタル」「ブルータルデスメタル」の代表格と言われることもありますが、音楽的な出自は別のところにあり、そうしたスタイルを参考にしたことはないようです。初期デスメタルのシーンに深く入れ込みつつ、現代音楽寄りクラシック音楽にも大きな影響を受け、そのふたつを独自のやり方で融合。それにより生まれた5枚のアルバムはシーン屈指の傑作ばかりで、個性的で著しく高度な音楽性により、同時代以降のバンドに大きな影響を与え続けています。
 
 
SADIST(イタリア)
 
(1st『Above The Light』フル音源)'93
 
(2nd『Tribe』フル音源)'96
 
(3rd『Crust』フル音源プレイリスト)'97
 
(4th『Lego』から「A Tender Fable」)'00
 
(5th『Sadist』フル音源)'07
 
(6th『Season in Silence』フル音源)'10
 
(Tommy Talamanca『Na Zapad』フル音源)'13

(7th『Hyaena』から1曲目「The Lonely Mountain」)'15
 
'90年結成。デスメタルに本格的にキーボード/シンセサイザーを導入した最初のバンドの一つと言われます。しかし、作編曲や演奏のスタイルは一般的な「デスメタル」「シンフォニックメタル」と大きく異なるもので、他では聴けない高度で独創的な作品を生み続けています。カルトで神秘的な雰囲気はイタリア特有の空気感に満ちており、そうした味わいを口当たりよく吞み込ませてしまう音楽センスは驚異的。この稿で扱う他の「プログレデス」バンドと比べても見劣りしない実力の持ち主です。
 
 
EXTOLLENGSELMANTRICノルウェー
 
(EXTOLの2nd『Undeceived』フル音源プレイリスト)'01
 
(EXTOLの4th『The Blueprint Dives』フル音源プレイリスト)'05
 
(LENGSELの2nd『The Kiss, The Hope』1曲目)'06
 
(MANTRIC『The Descent』フル音源プレイリスト)'10
 
(5th『Extol』フル音源プレイリスト)'13
 
'93年結成、'07年に一度解散。「プログレッシヴ・デスメタル」の枠で語られるバンドですが、構成員のバックグラウンドはそうしたもの一般のそれとは大きく異なります。ハードコアやブラックミュージックの音遣い感覚をクラシカルなコードワークで発展させた音楽性はありそうでないもので、優れた演奏表現力とあわせて唯一無二の境地に達しています。広く注目されるべきバンドです。
 
 
MARTYR(カナダ)
 
(2nd『Warp Zone』フル音源)'00
 
(3rd『Feeding The Abscess』フル音源)'06
 
'94年結成。後期DEATHやCYNICに影響を受けた「プログレッシヴ・デスメタルの第二世代」と言えるバンドで、第一世代のバンドに勝るとも劣らない傑作を残しました。('12年から休止中。)複雑かつ明晰な作編曲により激情を表現する音楽性は圧巻で、メンバー全員が音楽学校で学んだ楽理・技術が完全に“道具”として使いこなされています。音楽的必然性のある“知的に感情的な”作品は多くの「テクニカル・デスメタル」「ブルータル・デスメタル」と一線を画すもので、そうしたバンドが陥りがちな“考えオチ”感や“アスリート的な味気なさ”とは無縁なのです。高度な技術と只ならぬ表現意欲を両立した、稀有の実力者と言えるバンドです。
 
 
CAPHARNAUM(アメリカ)
 
(『Fractured』フル音源)'05
 
MARTYR関連の作品として挙げておきます。アメリカのテクニカルデスメタルデスラッシュ(初期デスメタルではなくメロデス以降の意味での)バンド。'93年に結成した後'99年に一度解散し、'03年に再結成。その後'05年に出した2ndアルバムです。
 
 
GOJIRA(フランス)
 
(2nd『The Link』フル音源)'03
 
(3rd『From Mars to Siriusフル音源)'05
 
(5th『L'enfant Sauvaga』フル音源)'12
 
'96年結成('01年に権利関係の問題からGODZILLA→GOJIRAに名義変更)。ハードコア寄りエクストリームメタルとしては現代最強バンドのひとつです。驚異的な演奏表現力と卓越した作編曲能力を併せ持つ実力者集団で、結成以来ずっと同じメンバーで活動できている点でも稀有な存在。思想云々の好き嫌いにとらわれず聴く価値が高いグループです。
 
 
DECAPITATED(ポーランド
 
(4th『Organic Hallucinosis』フル音源)'06
 
 
AKERCOCKE(イギリス)
 
(『Antichrist』フル音源)'07
 
 
ANTEDILUVIAN(カナダ)
 
(1st『Through The Cervix of Hawaah』フル音源)'11
 
 
 
【いわゆるプログレブラック】
 
 
詳説はこちら:
 
ここではノルウェー・シーン以降のブラックメタル(いわゆる「The Second Wave of Black Metal」以降のもの)について触れています。
ブラックメタルというと「思想性が最も重視され音楽的な決まり事はない」という話になりがちですが、少なくともノルウェー産のものに関して言えば、ありとあらゆる音楽ジャンルに分化する一方で、音遣いなど明確に共通する要素を持っています。
そうした話についてはこちらの記事
で概説しています。併せて読んで頂ければ幸いです。
 
 
Ihsahn関連(ノルウェー
THOU SALT SUFFEREMPERORPECCATUMIHSAHN
 
(EMPERORの1st『In The Nightside Eclipse』フル音源)'94
 
(EMPERORの4th『Prometheus:The Discipline of Fire & Demise』フル音源)'01
 
(PECCATUMの3rd『Lost in Reverie』フル音源プレイリスト)'04
 
(IHSAHNの3rd『After』フル音源)'10
 
(IHSAHNの5th『Das Seelenbrechen』フル音源)'13
 
ノルウェーブラックメタルシーンを代表する早熟の天才('75.10.10生)。映画音楽(Jerry Goldsmith、Ennio Morriconeなど)やクラシック音楽方面の楽理を活かし、ノルウェー特有の“薄くこびりつく”引っ掛かり感覚(上記記事http://closedeyevisuals.hatenablog.com/entry/2015/03/27/050345 をご参照ください)と滑らかな進行感を融合しました。高い構築性と溢れる情熱を両立する作品は優れたものばかりで、その全てが“知的な勢い”を強力に備えています。EMPERORの初期作品は「シンフォニック・ブラックメタル」のルーツの一つになりましたし、EMPEROR解散後も、独特の音楽性をより高度に発展させ、前人未踏の境地を切り拓き続けています。今後のさらなる飛躍が楽しみな実力者です。
 
 
SIGH(日本)
 
(3rd『Hail Horror Hail』フル音源)'97
 
(5th『Imaginary Sonicscape』フル音源)'01
 
(9th『In Somniphobia』フル音源プレイリスト)'12
 
 
 
(2nd『Frost』フル音源)'94
 
(10th『Vertebrae』フル音源プレイリスト)'08
 
(11th『Axioma Ethica Odini』フル音源プレイリスト)'10
 
(13th『In Times』フル音源)'14
 
ノルウェー・シーンを代表する現役最強バンドのひとつ。北欧神話を題材とした歌詞もあって「ヴァイキング・メタル」の枠で語られることが多いのですが、一般的な「ヴァイキング・メタル」の定型的なスタイル(勇壮で扇情的な“クサメロ”の多用など)とは一線を画す、個性的な音楽性を持っています。豊かな音楽要素を親しみやすく融合させる作編曲・演奏表現力は素晴らしく、アルバム毎に最高到達点を更新し続ける“バンドとしての地力”も驚異的。現代ヘヴィ・メタルシーンにおけるトップランナーのひとつと言える存在です。
 
 
ULVERノルウェー
 
(1st『Bergtatt』フル音源)'95
 
(3rd『Nattens Madrigal』フル音源)'97
 
(5th『Perdition City』フル音源)'00
 
(11th『Childhood's End』フル音源)'12
 
(12th『Messe Ⅰ.X - Ⅵ.X』フル音源)'13
 
ノルウェーを代表するなんでもあり音楽集団(1993年結成)。「ULVERみたいな音を出すヤツはいない。ULVER自身ですらその例に漏れない」(“No one sounds like ULVER. Not even ULVER.” by PERIPHERYのギタリストMark Holcomb)というコメントのとおり、作品ごとに大きく異なるスタイルをとり、それらの全てで素晴らしい達成をしてきたバンドです。しかし、メタルシーンでは初期の数枚ばかりが賞賛され以降の作品は全く顧みられない、メタル以外のシーンでは殆ど知られる機会がないというように、“ジャンル間の溝に落ち込んでしまう”ことの悲哀を一身に体現している存在でもあります。なんとかして正当な評価を得てほしいバンドです。
 
 
ARCTURUSノルウェー
 
(1st『Aspera Hiems Symfonia』フル音源)'96
 
(2nd『La Masquerade Infernale』フル音源)'97
 
(3rd『The Sham Mirrors』フル音源)'03
 
(4th『Sideshow Symphoniesフル音源)'05
 
(5th『Arcturian』から1曲目「The Arcturian Sign」)'15
 
'91年結成。いわゆるシンフォニック・ブラックメタルの始祖の一つで、ノルウェー流の“引っ掛かり感覚”(こちらの記事http://closedeyevisuals.hatenablog.com/entry/2015/03/27/050345参照)を最も練度の高いかたちで大成したバンドでもあります。固有の渋い味わいをわかりやすい“歌モノ”スタイルで聴かせてしまう作編曲能力は抜群で、ノルウェー・シーンを代表する名プレイヤー達による演奏も超一流。エクストリームメタルに苦手意識のある方にも是非聴いてみてほしい素晴らしいバンドです。
 
 
VED BUENS ENDE…ノルウェー
 
(デモ『Those Who Caress The Pale』フル音源プレイリスト)'94
 
(『Written in Waters』フル音源)'95
 
いわゆるアヴァンギャルドブラックメタルを代表するバンド。唯一のフルアルバム『Written in Waters』は、ノルウェー・シーンが生み出した最高の達成の一つというだけでなく、90年代のあらゆる音楽ジャンルをみても屈指の傑作です。音楽性がマニアックなこともあって一般的な知名度は絶望的ですが、知っている人からは極めて高く評価されるバンド。そういう意味ではCONFESSORに通じますし、それに勝るとも劣らない実力者と言うことができます。
 
 
VIRUSノルウェー
 
(2nd『The Black Flux』フル音源)'08
 
(EP『Oblivion Clock』フル音源)'12
 
ノルウェー・シーンを代表する奇才Czral(Carl-Michael Eide)のリーダー・バンド。VED BUENS ENDEの後継ユニットとされるバンドで、Czralはギターとボーカルを担当しています。アヴァンギャルドな音遣いをお洒落に聴かせてしまう歌モノスタイルなのですが、そこで表現される重い空気はVED BUENS ENDE以上に凶悪です。ブラックメタルのシーンから生み出された音楽の中では最も強力なものの一つでしょう。
 
 
DØDHEIMSGARD(DHG)(ノルウェー
 
(3rd『666 International』フル音源)'99
 
 
FLEURETY(ノルウェー
 
(1st『Min Tid Skal Komme』フル音源+EP音源)'95
 
(2nd『Department of Apocalyptic Affairs』フル音源)'00
 
 
SOLEFALD(ノルウェー
 
(1st『The Linear Scaffold』フル音源)'97
 
(2nd『Neonism』フル音源)'99
 
(7th『Norron Livskunst』フル音源プレイリスト)'10
 
(8th『World Metal』フル音源)'15
 
 
FURZE(ノルウェー
 
(3rd『UTD』フル音源)'07
 
 
LUGUBRUM(ベルギー)
 
(1st『Winterstones』から1曲目「Embracing The Moolight Snowclouds」)'95
 
(7th『Heilige Dwazen』フル音源プレイリスト)'05
 
(8th『de ware hond』から1曲目「Opwaartse Hond」)'07
 
(10th『Face Lion Face Oignon』フル音源プレイリスト)'11
 
'92年結成。我が道を行くバンドの多いブラックメタルシーンにおいてもトップクラスの個性派で、2015年の現在までに11枚のフルアルバムを発表しています。一般的な知名度は殆どゼロですが、代替不可能な珍味をもつ作品群は熱心なファンを生み、カルトな評価を得つつ気長に活動することができています。多くのブラックメタルと比べ大分渋くドロドロした音楽性で、広く受け入れられるのは難しいかもしれないものではあるのですが、卓越した演奏表現力と飄々としたユーモア感覚は強い“つかみ”を持っており、その点においてはキャッチーで親しみやすい印象さえあります。波長や相性が合う人なら一発で引き込まれうる音楽であり、聴いてみる価値は高いと思います。
 
 
ORANSSI PAZUZUフィンランド
 
(1st『Muukalainen Puhuu』フル音源)'09
 
(2nd『Kosmonument』フル音源その他)'11
 
(3rd『Valonielu』フル音源)'13
 
(4th『Värähteijä』フル音源)'16
 
2007年結成。“ORANSSI”は“orange”(オレンジ)、“PAZUZU”はアッシリアやバビロンの神話における悪魔の名前を指すとのこと。70年代のサイケデリックプログレッシヴロックや90年代のオルタナティヴロックなど、膨大な音楽要素をシンフォニックなブラックメタルに溶かし込むスタイルを探求し続けており、高度で個性的な音楽性によりメタルシーンの内外から大きな注目を集めています。10年間で発表したアルバムは4枚のみですが、その全てが構造的強度と直情的な雰囲気表現力を両立する傑作です。ブラックメタルファンでない方も聴く価値が高いバンドです。
 
 
PESTE NOIRE(フランス)
 
(3rd『Ballade cuntre lo Anemi Francor』フル音源)'09
 
 
EPHEL DUATH(イタリア)
 
(『Through My Dog's Eyes』フル音源プレイリスト)'09
 
 
THOU(アメリカ)
 
(『Heathen』フル音源)'14
 
 
 
【ゴシック〜ドゥーム〜アヴァンギャルド寄り】
 
 
詳説はこちら:
 
 
Thomas Gabriel (Warrior/Fischer)関連(スイス)
HELLHAMMERCELTIC FROSTAPOLLYON SUNTRIPTYKON
 
(HELLHAMMERの2ndデモ『Triumph of Death』フル音源)'83
 
CELTIC FROST『Morbid Tails』フル音源:EP『Morbid Tails』とEP『Emperor's Return』を合わせて曲順を変えたもの)'84〜'85
 
CELTIC FROSTの1st『To Mega Therion』フル音源)'85
 
CELTIC FROSTの2nd『Into The Pandemonium』フル音源)'87
 
(APOLLYON SUN『Sub』から「Naked Underground」)'00
 
CELTIC FROSTの5th『Monotheist』フル音源)'06
 
(TRIPTYKONの2nd『Melana Chasmata』フル音源)'14
 
80年代のメタル〜ハードコアシーンを代表する天才。作編曲と演奏(ボーカル・ギター)の両面において世界中のミュージシャンに絶大な影響を与えました。デスメタルブラックメタルゴシックメタル〜フューネラルドゥームなどの直接的影響源であり、NIRVANAやMELVINSなどを通してアメリカの(ハードコア寄り)アンダーグラウンドシーンにも影響を与えています。雑多な音楽要素を単線のフレーズに落とし込んで聴かせてしまう音遣い感覚は唯一無二で、これを上回る旨みを獲得できたものは殆ど存在しません。そういう意味ではBLACK SABBATHやDISCHARGEにも劣らない、素晴らしい“オリジネイター”なのです。
 
 
PARADISE LOST(イギリス)
 
(『Gothic』フル音源)'91
 
(『draconian times』フル音源)'95
 
 
CATHEDRAL(イギリス)
 
(1st『Forest of Equilibrium』フル音源)'91
 
 
CONFESSOR(アメリカ)
 
(1st『Condemned』フル音源)'91
 
(2nd『Unraveled』フル音源プレイリスト)'05
 
アンダーグラウンドなメタルシーンが生み出した史上最強のカルト・バンド。本活動時に発表した唯一のフルアルバム『Condemned』('91)は文字通りの“他に類を見ぬ”傑作で、奇怪な音楽性と異常な演奏表現力により、聴くことのできた人々に大きな衝撃を与えました。常識を著しく逸脱した内容が災いしてか、今に至るまで一般的な評価を得ることは殆どできていないのですが、その実力は強力無比。本稿をここまで読んで頂けた方にはぜひ聴いてみてほしいバンドです。
 
 
UNHOLYフィンランド
 
(1st『From The Shadows』フル音源)'93
 
(2nd『The Second Ring of Power』フル音源)'94
 
(3rd『Rapture』プレイリスト:1曲欠け・曲順ばらばら)'98
 
(4th『Gracefallen』プレイリスト:3曲欠け・曲順ばらばら)'99
 
'90年結成(前身は'88年結成)。フィンランドの地下シーンを代表する“知る人ぞ知る”名バンドで、一般的には「フューネラル・ドゥーム・メタルの雛形のひとつ」とされることが多いようです。しかし、音楽的にはそうしたジャンルから逸脱する要素が多く、個性的な曲想と強靭な演奏表現力は他に比すべきものがありません。活動中に残した4枚のアルバムはどれも類稀な傑作で、このような音楽スタイルが比較的広く受け入れられるようになった今でこそ聴かれるものばかりです。本稿で扱う全てのものの中でもトップクラスに優れたバンドなので、ここで知られたような方には強くお勧めしておきたいです。
 
 
THE 3RD & THE MORTAL(ノルウェー
 
(1st『Tears Lain in Earth』フル音源)'94
 
Youtube上に(中期以降の)アルバム単位の音源がないので別記事で詳述します。個人的には最も優れたバンドの一つだと思います。)
 
 
MISANTHROPE(フランス)
 
(3rd『1666…Theatre Bizzare』フル音源)'95
 
 
MAUDLIN OF THE WELL(アメリカ)
 
(『Bath』フル音源)'01
 
(『Leaving Your Body Map』フル音源)'01
 
 
ATROX(ノルウェー
 
(4th『Orgasm』フル音源)'03
 
 
RAM-ZETノルウェー
 
(3rd『Intra』フル音源)'05
 
(4th『Neutralized』フル音源)'09
 
(5th『Freaks in Wonderland』フル音源)'12
 
'98年結成。ゴシックメタルのシーンで語られるバンドですが、メンバー当人としてはそちら方面に属している意識はあまりないようです。音楽性を一言でいえば「“MESHUGGAH+シンフォニック・ブラックメタル”を歌モノゴシックメタルに料理した感じ」。複雑な構造をすっきり聴かせてしまう作編曲能力は驚異的で、ボーカルをはじめとした演奏陣の技術&個性も一流です。広く注目されるべき素晴らしいバンドと言えます。
 
 
UNEXPECT(カナダ)
 
(3rd『Fables of The Sleepless Empire』フル音源プレイリスト)'11
 
 
 
(1st『Bathos』フル音源)'04
 
UMBRA NIHIL(フィンランド
 
(1st『Gnoia』フル音源)'05
 
 
DIABLO SWING ORCHESTRA(スウェーデン
 
(1st『The Butcher's Ballroom』)'06
 
(2nd『Sing along Songs』フル音源プレイリスト)'09
 
(3rd『Pandra's Pinata』フル音源)'12
 
 
ORPHANED LAND(イスラエル
 
(3rd『Mabool:The Story of The Three Sons of Seven』フル音源)'04
 
 
 
【比較的メジャーなバンド・個人】
 
 
詳説はこちら:
 
 
QUEENSRYCHE(アメリカ)
 
(2nd『Rage for Order』フル音源プレイリスト)'86
 
(3rd『Operation:Mindcrime』フル音源プレイリスト)'88
 
 
DREAM THEATER(アメリカ)
 
(2nd『Images And Words』フル音源)'92
 
(5th『Metropolis PT.2』フル音源)'99
 
(7th『Train of Thought』フル音源)'03
 
 
 
(5th『Blackwarter Park』フル音源)'01
 
(7th『Damnation』フル音源)'03
 
(8th『Ghost Reveries』フル音源)'05
 
(10th『Heritage』フル音源)'11
 
 
Mike Patton(アメリカ)
 
(MR.BUNGLEの1st『Mr. Bungle』フル音源)'91
 
(MR.BUNGLEの2nd『Disco Volante』フル音源)'95
 
(FANTOMASの1st『Fantomas』フル音源)'99
 
(THE DILLINGER ESCAPE PLAN『Irony Is A Dead Scene』フル音源)'02
 
 
Devin Townsend(カナダ)
 
(STRAPPING YOUNG LAD名義の2nd『City』フル音源)'97
 
(OCEAN MACHINE名義『Biomech』フル音源)'97
 
(DEVIN TOWNSEND PROJECT名義の3rd『Deconstruction』フル音源)'11
 
 
 
(3rd『The Perfect Element PT.1』フル音源)'00
 
(5th『Be』フル音源)'04
 
 
WALTARI(フィンランド
 
(5th『Yeah! Yeah! Die! Die! Death Metal Symphony in Deep C』フル音源プレイリスト)'96
 
(10th『Blood Sample』フル音源プレイリスト)'05
 
 
 
【ハードフュージョン・djent以降】
 
 
詳説はこちら:
 
 
GORDIAN KNOT(アメリカ)
 
(1st『Gordian Knot』フル音源プレイリスト)'98
 
 
SPIRAL ARCHITECTノルウェー
 
(『A Sceptic's Universe』フル音源)'00
 
ノルウェーフュージョン寄りテクニカルメタルバンド。'93年頃から活動していたようですが、発表した作品はデモ('95)・フルアルバム('00)それぞれ一枚のみ。そのうち後者は、テクニカルスラッシュ〜プログレデスのシーンがある程度認知されるようになった時期のものということもあり、“プログレメタル”一般を好む人々の間でカルトな名盤として評価されています。
 
 
COPROFAGO(チリ)
 
(2nd『Genesis』フル音源)'00
 
(3rd『Unorthodox Creative Criteria』フル音源)'05
 
 
Sikth(アメリカ)
 
(1st『The Trees Are Dead & Dried Out, Wait for Something Wild』フル音源)'03
 
 
TEXTURES(オランダ)
1stは'03
 
(3rd『Silhouettes』フル音源)'08
 
 
EXIVIOUS(アメリカ)
 
(1st『Exivious』フル音源)'09
 
 
ANIMALS AS LEADERS(アメリカ)
 
(1st『Animals As Leaders』フル音源)'09
(3rd『The Joy of Motion』フル音源プレイリスト)'14
 
'09年活動開始。ナイジェリア系アメリカ人ギタリストTosin Abasiのソロ(インスト)プロジェクトで、現存するあらゆる「プログレメタル」バンドの中でも突出して優れた音楽性を誇るグループです。このジャンルは「プログレ」を謳いながらも同じようなスタイルに収まってしまうバンドが多く、影響源も一定のものに限られる傾向があるのですが、Tosinはそうしたものだけでなくジャズ〜ポップス〜R&Bなど様々な領域における超一流どころも参照し、定型に縛られない独自の音楽を作ることに成功しています。並べて語られることが多いdjent(ジェント)のバンドらとは音進行・リズム構成の両面で一線を画しており、高度で複雑な音遣いを親しみやすい“歌モノ”にまとめあげる作編曲能力も抜群。「8弦ギター&ドラムス」による(低域を分厚く塗り潰すベースを抜いてギターの軽めな音色で低音をカバーする)ヌケのよいサウンドも、卓越した機動力と開放感を非常に良い形で味あわせてくれます。現代のメタルシーンを代表する達人集団として注目されるべきグループです。
 
 
PERIPHERY(アメリカ)
 
(1st『Periphery』フル音源)'10
 
 
Tigran Hamasyan(アルメニア
 
(3rd『Shadow Theater』から「Erishta」)'13
 
 
 
【参考:個人的イチ押し10枚】
 
MESHUGGAH『Nothing』(remix)
THE 3RD AND THE MORTAL『In This Room』
MAUDLIN OF THE WELL『Leaving Your Body Map』
MORBID ANGEL『Alters of Madness』
ATHEIST『Unquestionable Presence』
TRIPTYKON『Melana Chasmata』
CORONER『Grin』
CYNIC『Focus』
GORGUTS『Colored Sands』
VED BUENS ENDE『Written in Waters』